JRchanの日記

フクロウ🦉(夫)とタヌキ🦝(妻)による共同日記

北海道 開拓の村

3月最後の土曜日に北海道開拓の村に行ってきました。開拓の村では明治から昭和初期にかけての北海道の建築物を移築復元・再現した大きな建物博物館となっています。

 

開拓使札幌本庁舎や札幌停車場のような大きな建物から、農家や開拓民が移住してすぐに建てた一時的な開拓小屋のような小さな建築までバラエティーに富んでいます。

 

その中でも今日は2つの建物を取り上げたいと思います。

 

1つ目は1924年の旧広瀬写真館の建物です。この写真ではわからないのですが、建物の奥では光が取り入れやすいように非対称な形になっています。

下の写真の左側の部分だけ斜めに窓の木枠が見えます。これによって光が取り入れやすいと構造になっていたそうです。左からの天然光は、「光の魔術師」と言われたフェルメールの絵画を連想させます。

またもう1点の建物は1909年に建築された旧小樽新聞社です。戦前は小樽新聞は北海タイムス、函館毎日新聞と並んで北海道の3大新聞と言われていたそうです。このことからも今の札幌一極集中と異なり、函館、小樽が北海道の中心であったことが伺われます。また威厳のある建物から、当時の小樽新聞の道内での影響力を感じることができます。

余談ですが、大通り公園に歌碑のある石川啄木も北海道に仕事を探しに1年弱滞在したことがあり、函館日日新聞と小樽日報に短い間、勤務した記録があるようです。