こんにちは。ゴールデンウイークに札幌の奥の院と言われている定山渓に行ってきました。
1866年に修行僧の美泉定山がアイヌの人々から泉源を教えてもらったのが、定山渓の始まりと言われています。美泉定山はタヌキ(妻)と同じ岡山出身ですが、温泉と祈禱で人々を救いたいという思いがあったようです。美泉という苗字も明治になって苗字を名乗れるようになってから、温泉にちなんでこの苗字にしたそうです。
定山渓は札幌の奥座敷と言われ、明治時代から人気の観光スポットであったそうです。1893年には有島武郎が以前に紹介した永山武四郎に挨拶したことを日記に書き残しています。
定山渓の見どころの一つはいくつかの橋の上から見る絶景です。
山が黄色く見えるのは、春紅葉という現象のようです。寒い地域特有の現象で、春に光合成が本格的に始める前に、葉の本来の色(黄色や赤)が見えるというものだそうです。
この時期の定山渓は鯉のぼりを色々なところで見ることができます。こちらは
月見橋からの写真です。
こちらは定山渓神社です。
この写真に見える橋が二見吊橋です。
定山渓ではマスコットとして、かっぱがいます。これは明治時代に川で行方不明になった若者が、1年後にその父親の夢に出てきて、河童の妻と子供と楽しく暮らしていると語った逸話からだそうです。色々なところに河童の彫刻があります。