鮮やかな水色が印象的な建物です。開拓使のシンボルマークである赤い星も見えます。
元々は宿泊施設として1881年に建設されたものです。
明治天皇の北海道行幸のさいにも利用されたそうです。その後、民間のホテルや北海道区の公民館、戦後の結婚式場と用途を変えながら、現在の観光施設となりました。意外な用途としては、三越札幌支店が進駐軍に接収されたので、三越が営業を行っていたこともあるようです。
シャンデリアの根本にある漆喰の飾付が見事です。部屋ごとにモチーフが違い、色付けされているものもあります。下の写真では赤い色が入っています。この天井飾は以前に紹介した旧永山武四郎邸と似ています。
雪の降る地域なので建物も痛みやすいと思うのですが、保存修理事業によって美しい姿を保っています。建物内で展示されている資料では、傷んだ古い木もできるだけ使っていることなどが写真付きで説明されています。