こんにちは。
北海道について詳しくなるということで、今年になって今さらながらゴールデンカムイを読みはじめました。その中でヒロインのアシリパを助けるレタラ(アイヌ語で白の意味)というエゾオオカミが出てきます。
北海道大学の植物園にエゾオオカミのはく製があるという情報を手に入れたので、タヌキ(妻)の思いつきでレタラのはく製を見に行くことにしました。
北海道大学の植物園は札幌駅の南側にあります(メインキャンパスは北側です)。どちらも駅から歩いて5分程度です。サラ・C・スミスの北海道初のライラックもここにあります。
植物園は植物や動物のはく製に以外にも、建築も見どころがたくさんあります。この建物は、札幌農学校の動植物講堂を1942年に移築したものです。現在は、植物園の初代園長であった宮部金吾の記念館となっています。宮部は札幌農学校の2期生で、同期には新渡戸稲造や内村鑑三がいます。
博物館の本館になります。1882年に開拓使によって建築された建物で、現在使われている建物としては、国内最古の博物館になるそうです。この中に色々な動物のはく製があります。
イギリスの宣教師でアイヌ人への教育に尽くしたジョン・バチェラーの邸宅を移設したものです。
そして念願のエゾオオカミのはく製(メスとオス)になります。白い方がオスで茶色い方がメスになります。ゴールデンカムイでもレタラは白でつがいは茶色でした。
エゾオオカミの絶滅には、食料となるエゾシカが人間に乱獲されたこと、人間によるエゾオオカミの駆除が大規模に行われたこと、感染症である犬ジステンパーなどの流行などの複数要因が重なっているようです。
博物館の中にはフクロウ(夫ではない)のはく製もありました。
夫よりも眼光がするどいような。。。