JRchanの日誌

2024年から札幌に移住したフクロウ🦉(夫)とタヌキ🦝(妻)の共同日誌

撮影は安全第一で

こんばんは。

先週、札幌市資料館でハロルド・ロイドの「Safety Last」を観てきました。

 

札通市資料館の庭の花が満開でした。

 

これは1923年に撮影された無声映画なので、活弁士(飯村宏美さん)の活弁つきで鑑賞してきました。

 

 

フクロウ(夫)は大昔に大学の教養の授業でチャールズ・チャップリンバスター・キートンは観たことがあるのですが、ハロルド・ロイドの名前だけは聞いたことがあるのですが、映像を観るのは初めてです。

 

丸形のロイド眼鏡の由来は、セルロイドの眼鏡というところと、ハロルド・ロイドがしていた眼鏡というところの2つから来ているようです。映画のタイトルの「Safety Last」はSafety First(安全第一)を逆にした皮肉のようです。

 

映画のストーリーとしては、うだつの上がらないデパート店員の主人公(ロイド)が、恋人に良いところを見せるためと、デパートの集客の目玉として、ビル登りを提案するというものです。ロイドの同居人のビルが、建設現場で働いていたことでビル登りが得意ということで、ビルに登ってもらう算段でした。

 

しかし、当日になって以前からビルに目をつけていた警官が入口にいるために、ビルは登ることができずに、ロイド自身が登ることになってしまいます。当初はロイドが1階だけ登って、ビルが2階から登る約束でしたが、警官がビルを追って建物の中に来てしまったために、交代できずにロイドが登り続けることになるというコメディです。

 

ロイドがデパートの時計からぶら下がるシーンは非常に有名で、その後、色々な映画で使われているそうです。ビル役の役者さんも元々、建設現場で働いていて、俳優ではない方で、ビル登りのシーンのためにスカウトされたそうです。しかし、けがをしてビルに登るシーンが撮れなくなったために、ロイド自身で撮影することになったそうです。

 

CGなどがない時代のビル登りの撮影方法なのですが、ビルの屋上にセットを用意して、そのセット登るということを、高さの違うビルで繰り返したそうです。それによって少しずつ階を登っていく様子を撮影していたようです。

 

コミカルな動きとスピード感のある演出であっという前に時間が過ぎてしまいました。上映会の帰りは大通り公園で行われているよさこいソーラン祭りの屋台で、タヌキ(妻)念願のトルネードポテトを食べてきました。